旅をする木

生きるという旅をすることは、人と人という繋がりの橋を渡り続けること。 そしてたまに眠りもう会わない人の夢をみて休むの。 ケララ州トリバンドラムの小さな田舎に7年住み、 南インド伝統医学、外国人女性初のシッダドクター(首席卒業) 2016年8月〜 現在ブラウン公衆衛生大学院修士課程在学中。 このブログは10年前から続けてる日記みたいなもので いわば個人記録みたいなものです。わたしが忘れないための。 三聖病院での森田療法体験記、 彼が死んだときに旅をした話 アメリカのときの話 インドの話 シッダの話 ほかにもいろいろと ずっと書いてます。 きてくれて、ありがとう。

2005年02月

ロミオとジュリエット改善版

空想のジュリエット:

「・・・ああ、ロミオさま、どうして私のために死んでしまったの?私の愛が伝わらなかったの?本当に私を愛していたの?私が死んだことを悲観して命を絶ってくれたことはある意味うれしいわ。・・・でも、それで私が本当に喜ぶと思ったの?私があなたを愛していることを知らなかったの?愛する者には、別れようと、私たちの関係がどんなに悲しいものになってしまおうと、生きていてほしいと思う、まっさらな感情があなたには分からなかったの?あなたのその死は、結局は自分のためのものであることが分からなかったの?あなたにはどんな形であれ、幸せになって欲しかったのに。こんなの・・・みんな悲しむわ。きっと、あなたを育ててきた人、あなたと共に育った人、みんな悲しいわ。それよりも、私が一番悲しいの。どんなことよりもあなたが自分の力で自分の命を絶ってしまったこと、そしてそれを後押ししたのが私だということ。それが何よりとても悲しいわ。

私はあなたのために死なない。代わりに生きるわ。ほんとうにあなたを愛しているから。あなたもきっと、ほんとうは私に生きてほしいと願っているはず。

・・・ああ、ロミオ、この強さをありがとう。私はきっと強くなって、あなたという命をこの身に受け継ぎ、キャピレット家とモンタギュー家の仲直りに努めるわ。私たちこそがやるべきでしょう。もう何にも負けない。あなたとの絆と愛を信じて、私はやるわ。私はあなたから、人を肩書きや見た目に惑わされず、一人の人格としてきちんと向き合い、愛することを学んだ。私はきっと、あなたのためにあなたのお家と仲直りするの。たとえ・・・それがどんなにつらいことだろうと・・・。」

ジュリエット、一度涙が溢れて、言葉につまる。

ジュリエット:「・・・ああ、ロミオ、ここで死んでしまえたら、どんなに楽でしょうね。でも、そうしないわ。私たちの友情のために。私たちの友情を認めてくれた神父さまや私たちの親友のために。」

ジュリエット、剣を捨てる。自分の入っていたお棺に彼の冷たい体を代わりにやさしくしまう。顔を撫で、口付けする。顔は今までのような温かさはなく、ただ冷え冷えとしている。

ジュリエット:「ありがとう」

ジュリエット、立ち上がり、扉のほうに顔を向ける。何かを決意した表情。目には涙が溢れ続けている。しかし扉を開け、外に出る。



こっちのが絶対いいだろ。泣けるだろ。

友人

世界中に友達がいる
親身になって想ってくれる友達が
私には、人種・年齢・住んでいる場所に関わりなく
いる。

だから今回のことを話す人たちが私には
世界中に居た

週5で別の人と飲むぐらい
話を聞いてくれる・そして話をしてくれる友達も

なんだかホントに
助けてもらってばっかりなんだよ
旅をしているときだって
自力で何かできたことは
ただの一度もない

そしてあなたに出会い
愛というものを、たぶん平均より早く知った
愛するということの偉大さを
人より大きな何かの存在を
大切さを
愛情をたくさん注いでもらった
まるで海のように

恋ではなく
相手を人間として思い遣る
そして何の期待もせず
ただ、相手が幸せであることを願うのみ
そんな情熱を
しかし相手にとっては自分が生きることが
本当の幸せであるという
不思議な絆を

「嘘偽りなく君の幸福を願っている」

いつか誰かに返したい
できるのかな
こんなちっぽけなわたしが
与えられるものが
あるのかな

どうでもいいが想いを吐き出しすぎだよ!
でも整理されるからいいか。
自分を見つめようとしてるってことだ。

ポジティブシンキング

事故前々日に、予定をキャンセルして会ってくれてよかった
そのときに「ありがとう」と「好き」とメールと言葉で言えてよかった
常に気持ちを分かりあえていてよかった

あの手記を見つけて家族がちゃんと連絡してくれて
私もちゃんと告別式から最後の火葬まで残ることが出来て
それに耐えられて
ちゃんと思い切り泣けて
よかった

そしてもう日本に思い残すことはなくなった
帰る必要も全くなくなった
(親と友達は別問題だもんな)
外国に堂々と住める
もう日本に帰らなくていいや
外国で一からやり直す気まんまんになるし
さらに、これ以上つらいことはもう降りかかってこないから
どんなことにも負けない
自分には負けない

事故で苦しまなくてよかった
私でなくてよかった
あなたが悲しまずよかった
あなたの人生最後の3年の間に私に出会えてよかった
2人の関係がいいもので終わってよかったのかもしれない

何でだろうか?今、「よかった」と思うことがとても多い

でもそんなんじゃ人の気持ちはコントロールできない
あなたのぬくもりや優しさ、私にくれた言葉
そしてもう2度と会えないという事実が
私を大蛇のように締め上げる。

「絶望」という気持ちが分かった気がするよ
もうなんもない
絶対に得られない

そしてなぜ、あなたが?
そしてなぜ、そんな事故?

なぜ私がこんな目に逢うの?人生経験が豊富すぎてもう一生終えていいよ
インドでのたれ死ねばどんなにいいかと思ってるよ
でもあなたが殺させないでしょ?そして私を支えてくれた人たちが許さないでしょ?
インドでのたれ死ぬなんて私以外何の役にも立たないしダメだね

なんでこんなに生きることはつらいの?つらすぎるよ?
生き続けることってなんて残酷なの?どうして生きなきゃいけないの?
いや、
生き 続けなきゃならないの??
未来が不安すぎる
ちょっと先のことも不安
あなたがいないという事実があまりにも不安すぎる

でもじゃああなたに出会わなければよかったか
そんなことは死んでも思わない
もう1度人生を最初からやり直し
再びあなたがあの日にいなくなる運命であっても
私はあなたに出会うことを選ぶ
私の人生にとってあなたは最低必要条件。

・・・だからやっぱり、今、こう前向きに考えられるときに、
私はこの悲しみときちんと向き合い、受け入れ、あなたを愛したことと
あなたに愛されたという事実をどんなものよりも誇りに想い
これからも生きていく。あなたの命と共に。
悲しみを引き受ける。選んで引き受ける。
あなたに出会ってよかったというわたしの意思表示のために。

悪い男

敬愛するキムギドクの映画をどれでもいいから観たかった。
あんなにたくさんの映画を
たぶん誰かの一生分ぐらいの量を観てきたのに
いまだに、私の全てを現す映画はない

キムギドクは確かに、私の内面世界を代弁している
すべてに意味が込められた美しい映像で

あなたの、好きな儚い美しさ。
永遠の一瞬がすべてに込められている、すべてのシーンに意味がある

とにかく彼の映画は美しい。
「人生は続く」そして「絶望の中にある光」が
「とても美しい」
娼館の隣の路上のような世界がとても美しいのです。
どんな人間たちにも生があり、誇りがあることが分かる。
映像自体がまるで生きているみたい
そう、彼の映画に出てくる人間たちはすべて
「いきている」
それなりに誇りを持ちどんな境遇でも。

キムギドク愛してる!!!!早くあなたの新作サマリアを観たい。
今まであなたの映画を、受取人不明・魚と寝る女・悪い男・春夏秋冬そして春・悪い女(原題は蒼い門?)と観てきたけど全部好き。もとこれからも作ってください。

常に痛みを抱えて生きていく人間たちの
儚く、もろい、強さ。
人への敬愛。どんな人間にもあるプライド。底辺の人の力強さ。
しびれちゃうっ。
小さなひとびとのプライドがすき。一人一人の人間は皆同じ。

なかなか理解されないんだけど
だってあなたもついに見た事なかったでしょ!
私はこの世で一番優しい映画を作る人だとおもうのだ。
っていうか若すぎ、45歳に見えんぞ・・・ヤツ。
異色のひとなんだよね、工場勤めたり美術とかキリスト教学びに
外国に行ったり。いちども映画も勉強したことないって・・・
なんであんなふうに映像と音楽で語れるの?!

あぁ映画って大好き
ジャンジャックベネックス映画祭を開きたいわ、自宅で。
ユーモアに溢れた
そして、いつかどんなことがあろうとも「終わりがある」ことを知った醒めた感情で
流れてゆく優しい愛の光を知りたい 

同じ想いの繰り返し・ぐるぐる巡る頭の中の物質が私をなだめたり殺したりする

どんな形でもひとつだけ今願いをかなえてもらえるなら
何を犠牲にしようとも
あなたに会いたい
一度だけでいいから
触りたい
もう絶対に これだけは叶わないなんて

あなたとの距離のとりかたがわかんないよ。

死別の会であった人たちは
何十年も付き添っただんなや妻とか
子供とか
親とか
恋人で、しかもたった2週間前で、しかも10代なんて居なかったよ。
でも若いとか、
何十年もいたからとか、病気だから、事故だから、
恋人かだんなだったかなんてとか
全く関係ないことが分かったよ
大事なのは愛した深さ
悲しみの深さ

そして、
その人が、大切だと想う人を失って悲しいという事実自体
そしてそれは、比べられない、絶対に。

だから逆に私はきっとたくさんの悲しみを分かることができるよね?
戦争とか地震とかそういう人たちのこと、
今までの経験からきっとふつうの人間より分かちあえる器があるよね?

なんだかね「自分が先に死ねばこの苦しみが分からなかったからよかったのに」
って言ってる人がいて
私は逆だと想ったよ、今でもそう思う。
ほんとに私が生きてよかった。私がこの悲しみを引き受けてよかった。
あなたには絶対に悲しんで欲しくない。
だから私があなたを失くして悲しいのも、許してください。
私が悲しいことを悔やまないでください。それだけを言うために逢いたいのかもしれません。
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