旅をする木

生きるという旅をすることは、人と人という繋がりの橋を渡り続けること。 そしてたまに眠りもう会わない人の夢をみて休むの。 伝統医学を 西洋科学のメゾッドで ひとびとに ケララ州トリバンドラムの小さな田舎に7年住み、 南インド伝統医学、外国人女性初のシッダドクター(首席卒業) ブラウン大学公衆衛生大学院修士、 ワシントン大学疫学博士課程在学中・国際臨床研究センターにてPhylogeneticsによるHIV・コロナウイルス感染予防の研究助手 2019−2020年 WHO・インド伝統医学標準化のための国際会議にてのシッダ医学グループのWHO指定報告者(書記)担当 このブログは15年ぐらい前から続けてる日記みたいなもので いわば個人記録みたいなものです。わたしが忘れないための。 三聖病院での森田療法体験記、 彼が死んだときに旅をした話 アメリカのときの話 インドの話 シッダの話 ブラウンでの話 アメリカやインドの生き方 ほかにもいろいろと ずっと書いてます。 きてくれて、ありがとう。

2005年11月

ことばという共通点

ベルナルド・ベルトルッチ

私が急速に好きになり始めた映画監督。
彼の映画を観ていると、
彼がいかにフランス語を愛しているのかって思う。
英語の台詞の美しさもさることながら、
フランス語の響きが彼の映画の鍵だとも思う。
セクシャルすぎるロングテイクももちろん美しいけど
いかに彼が言葉に気を遣ってるかって、すごく感じる。

キム・ギドク

私が世界で一番尊敬している映画監督。
彼の映画には台詞がほとんど出てこない。

言葉
ってのが
どちらの監督にも言える共通点ってことに気づいた

あざやかな言語のひびきと
ゼロの会話

どちらも
コミュニケーションで
表現方法だ

いきざま

外国で恋におちたひとたちのことを考えなおしてみた。


ツーリストは絶対に知れない素晴らしい景色へ何度も連れて行ってくれたけれど酔うと最悪だった奴。そして、元殺し屋、ブローカー、昔は恐ろしいほどの暴力屋で町中に名が知れていた。町歩けば色んな人がびっくりしながら見てきたよ。「大人になった」と言ってた。昔愛していた人の手紙を宝箱に鍵をかけ、未だにとっておいている繊細さと、素晴らしい景色を知っている感性のもち主なのに、なんでそんなに現実を認めたくなかったの。

大学と仕事を掛け持ちしてその上結婚している奴。不思議なぐらいアジアな心の持ち主。自分で選んだ忙しさをちゃんとこなしていた。古いものが好きなひと。2日間ぐらいかたり明かした日があったね。

物凄い感受性と素敵な風貌の人。もろすぎる心。アートに詳しかった。そして、人を見る目が鋭すぎて不思議でならなかった。

ヒッピーっていうよりフーテンだけど実は帰る家はある。18歳のとき、歌を歌うのと、大学で文化人類学学ぶのと、仕事掛け持ちして、やること多すぎたから旅をして歌歌うことにしたんだってさ。

明るくって素直で自分に自信が満々なんだろうなぁ。語学に長けていて、そして色んなこと知ってる。いっつも笑ってた。とても宗教色の強い家の生まれ。フランス語が得意なんだってね。まだ、私のことを本気で好いている。

物凄い綺麗な心の持ち主。大人なのに両親が金持ちで働いたことがない。「ブッシュファミリーは、飯じゃなくて金を食っているんだよ」って突然怒ってた。そして、まるでロミオとジュリエットみたいな初恋の話をしてくれたね。まだ、恋かどうかすらも分からなかったようなそれが、彼を牢獄に半年間閉じ込め、その村から追い出すことになっただなんて、まるで嘘みたいな話だったよ。

考えられないほどの独立心の持ち主。もしかしたら自由ってこういうことなのか。心の問題なんだなって。両親は病気になっても貧しさで病院に行けずに死んだ。


そして
すべてが形の違う
かかわり方


しなくても出会った人を含め

すべての人々の生き様がわたしの中に生きている
気が突然
した。

深く その国を そしてその土地を 生活を
知れた気がしている。

もっと
もっと
シェアしたい。

もっと
色んな人間の
生活の仕方を
知りたい。

もしかしたら
間違ってると
思われるのだとしても。

生き物

「I need you too, I need you too」



ねむりながらつぶやいたそれは
わたしがひとことも言ったことがないことばなのに
なぜか同意の意味を込めてわたしに発されていた。

いっしょにねむったのは
ただ
ほんとうに
わたしを
おちつかせるためだけで
それ以上なにもない

気持ちを
読むような
そんな体験こそきっと
物語にすべきで
現実にはあってはならないはずなのに

ふくざつなもの

あなたが
恋しすぎて
泣いた

彼が
隣にいて

それで
ずっと
泣いていた。

そう
だけど
あなたがもし
生きていたのなら
このひとに
わたしは
惹かれることが
できたのだろうか。

フェリーニ・カフェの真相

彼は大学のイベント関係のオフィスで働いていて、
実は何気に映画セクションのリーダーだ。
(=大学でやる映画は彼が選んでいる
⇒口出しできた!!
⇒次セメスターの映画の1つはもちろん、
キム・ギドクの「3-Iron」が!
そしてベルナルド・ベルトルッチの「ドリーマーズ」が!!
ばんざい!!!!!
ってゆーかその仕事わたしにやらせろ)

大学で上映する映画のためには、
上映権と共に映画を貸し出している会社と
取引しなければならない。
=1回の上映で600ドル~ ぐらいかかっている。

近所の超マニアックな映画カフェ
「フェリーニ・フィルム・カフェ」では
毎日夜7時から、違う映画を上映している。

ここではほとんど手に入れるのが不可能に近い
「OLD BOY」を、カフェから借りてみた。
って、コレ、ビデオテープ、
スーパーとかで売ってるやつじゃないですか?
もしや。3倍速とかで録画できる・・・。
明らかに手作りのラベルが貼ってある。
こ、これって、違法じゃん。よく見たら。

「映画をやってる時間帯にカフェに来るときは
最低4ドルカフェで何か買わないといけない」という決まり。
映画にお金払ってるんじゃなく、カフェに払ってる、
ってことになるから・・・法律的にはどうなるんだろう?
とりあえず、せこいぞ。

私みたく映画が酸素みたいなひとたちにとっては
そして多くのエルパソのひとびとにとっては
あのカフェはとっても素晴らしい機会を与えてくれてるのだけれど
よく考えたら、映画関係者には失礼な気も・・・
っとりあえず違法だし。

そんな今日もそれでもカフェで借りたDVDを観るのです。
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歩海@Seventh Jenm...

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