旅をする木

生きるという旅をすることは、人と人という繋がりの橋を渡り続けること。 そしてたまに眠りもう会わない人の夢をみて休むの。 伝統医学を 西洋科学のメゾッドで ひとびとに ケララ州トリバンドラムの小さな田舎に7年住み、 南インド伝統医学、外国人女性初のシッダドクター(首席卒業) ブラウン大学公衆衛生大学院修士、 ワシントン大学疫学博士課程在学中・国際臨床研究センターにてPhylogeneticsによるHIV・コロナウイルス感染予防の研究助手 2019−2020年 WHO・インド伝統医学標準化のための国際会議にてのシッダ医学グループのWHO指定報告者(書記)担当 このブログは15年ぐらい前から続けてる日記みたいなもので いわば個人記録みたいなものです。わたしが忘れないための。 三聖病院での森田療法体験記、 彼が死んだときに旅をした話 アメリカのときの話 インドの話 シッダの話 ブラウンでの話 アメリカやインドの生き方 ほかにもいろいろと ずっと書いてます。 きてくれて、ありがとう。

2010年06月

この、ひと、とき

此の人の腕の中では
自分の中が自然になり
それが
自ずから流れてゆき
ぜんぶがひっくるまってあったまる。

インド病院話その3

一緒付き添って国営病院も行ってくれた友人がついに倒れました。。。
熱で。。。

「関節や骨がずんずん痛いの。38度以上の熱もある」

ケーララで特有の「チキングニア」だろうと思われる、とのことです。


医学部受験のために浪人中の彼女は、模試を2日後に控えていました。
その気力のためか、次の日には「もう大丈夫!」と言ってたのですが
模試の後にやはり力尽きたらしく・・・
再び、骨の痛みがつきまとう熱に悩まされています。

「医者に行ってくる。もしかしたら入院するかも」と言っていた彼女、

「病院いっぱいでスペースないって。
あと病院に入院したら他の患者から別の病気移されるかもしれないから」

と、自宅療養中です・・・。


・・・入院して別の病気がうつる・・・

どんだけ危険なんだ・・・病院・・・ってか入院の意味ないし??

国営病院体験記2

良いお医者さんに出会ったはいいものの・・・

検査、最悪でした。

「パブリックヘルス・ラボ(公衆衛生ラボ)」に行って
デング熱などの検査をしてこい、とのことで行ってみたものの。。。

再び押し合いへしあい。ぎゃーぎゃーうるさいんです。

ホントに、こいつら、病人なのかよ?!

「もし、ものすごい様態が悪くて、もうふらふらの人とかどうするの?」と聞いたら
友人は「There is no consideration for it (そんなこと誰も構ってない)」
と・・・。



「なんか、みんな自分のことしか考えてなくてマスクもしてないから・・・
・・・病気、広がるね」



公衆衛生のラボで、病気がむしろ広がる。素敵な環境です。



そんなのはお構いなしに、みんなぎゅうぎゅう押し合って並んでます。
というか、列があるの?ないの?良く分からん!

しかも、ラボの人英語読めないでマレアラム語しか読めないから
友人が焦って私の名前をマレアラム語で書きなおしてました。。。
彼女がいなかったら終わってました・・・


私がやらなければならないのは、尿検査と血液検査。
やっとこさ頑張って医者からの紙を渡して、番号をもらいます。
薄っぺらの紙に書かれた番号は・・・


尿検査用でした。


なんていうか・・・

明らかに使いまわしの、白くなってるビンに、わたでふたがしてあって、
それが大量にばーーっとかごの中に入ってます。

友人は「どのビンがお好き?」と。
ど、どれでもいいわ。。。

尿検査のトイレは外にあるということで外に行ってみたら
トイレから、黄色い水で(笑)みたされたビンを持って出てくるインド人たち。
・・・・なんか分かんないけど、たくましさを感じます。

私も同じように、狭いビンに必死で尿道を差し込み、もらさないように
わたでふたをしました。

それを持って、友達は、先ほどのかごのところに行きます。
あの薄い小さい番号ついてる紙も持って。

・・・・・・・かごの横には、ノリがあります。


・・・・友人は、ノリを紙に塗って、ビンに張ってます・・・・


・・・・そういうことですか・・・・


それで隣にある、
他の人の尿がいっぱい転がってるビンが入ってるかごの中に
私のも入れました。


そのあとは、再び、ぎゃーぎゃーうるさく、押し合って絶対に先に行かせることを譲らない
恐ろしい列に並んで、血液検査を待たなければなりません。


とにかく、うるさいから!!!

血液検査は番号順に名前が呼ばれるのですが、その名前の聴きとりづらいこと!!
しかも「います!」と返事をしないと、次の人の番になるそうです・・・

なんちゅうサバイバル。


後ろからぎゅぎゅう押してくるのには何の意味もありません。
番号順に呼ばれるのだから普通に待ってればいいものを・・・。
無駄なエネルギーです、この人たち、本当に・・・!!!


10分すぎて

また10分すぎて

また10分すぎたけど何も起きません。

「ホントに私の名前呼ばれんのか?」と疑問に思った頃、
友達が<わざと現地語でなく>英語で
「私たちずいぶん長く待ってるんです、先に血液検査終わらせてもらえませんか」
と、

他のインド人が将棋倒しになりそうなぐらい押し合って待っている中

ずかずかとラボに入って行ってラボの人に交渉しました。


洋服を着ている私を見るとすぐにラボの人は了解し、
即血液がとられました(笑)。。。。
さっきまで、インド人にぎゅうぎゅう押されながら待っていたアノ時間は何だったんだ・・・
と思うと同時に、外人って得だわ・・・と思わされた瞬間でした。

友達は「前彼らが私の血液採取したとき、ものすごく痛かった。
でも、我慢しなきゃ駄目だよ」と。。。。




・・・・・・・・はあ。



よく、病人がこんなところに行けるものです。
本当にみんな病気なのか?かなり疑わしいですが、
あんなに密集してたら明らかに再び別の病気が即広まりそうです。


またひとつ、たくましくなりました。


インドでは、病気のときですら、たくましくないといけません。



祈ってもらう

ネイティブアメリカンの知り合い(大学の助教授)に
「健康になるように祈ってね!」ってお願い。

シッダのマスターにも、お祈りを頼む。

私を家族みたいに想ってくれてるアガスティア
(実際はアガスティアじゃなかったらしい)の館の人にも、
お祈りを頼む。

世界中に見つけたスピリットと交流できる人にお祈りを頼む。


そして、水晶がでてきた。
いつも私のそばから離れない水晶は
なぜか家の外に転がってた。
あんた、なんでそんなところに???
でもきらきらして戻ってきた。



・・・お医者さんに言われたこと。
自分の弱い回復力について相談したら、

「君は強い免疫力を持っている!
それは、症状が悪化しないことで、実証済みだ!
でも、君の免疫は今なんだか、アンビバレントで、
混乱してる感じなんだよ。
君は睡眠薬以外に自分をどうにかする道を見つけないといけない。
君の免疫はストレスか心のせいで混乱している」


がんばります。

好き、とどうなるのか。

今わたしには全人生を捧げてもいいと思える
本当に 心から 愛するパートナーがいる。

この人以上に、私を支え、理解してくれ、私の追っているものが
何か分かってくれる人も居ないだろう。

それよりも、私の夢、よりも、 

このひとといて、私はやっと、何か完全になれる気がするのだ。


わたしは
このひとを
こころから
愛している。


でも、結婚となると、
彼の悩むようにやっぱり
社会と付き合っていかなければいけないのかなあ。
結婚ってそういうものなのかなあ。

二人で一緒に解決策を見出す方法はないのかなあ。


わたしは、あの人と、一緒に居られるだけで、十分幸せなのに
それだけじゃ、足りないのかなあ。

静かな生活をもってして、何も、他に、要らないのに。



どうか、あの人を まもってください。

どうか、あの人が たとえ わたしのもとを 離れたとしても
自分の道を 見つけられるように。
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歩海@Seventh Jenm...

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