旅をする木

生きるという旅をすることは、人と人という繋がりの橋を渡り続けること。 そしてたまに眠りもう会わない人の夢をみて休むの。 ケララ州トリバンドラムの小さな田舎に7年住み、 南インド伝統医学、外国人女性初のシッダドクター(首席卒業) 2016年8月〜 現在ブラウン公衆衛生大学院修士課程在学中。 このブログは10年前から続けてる日記みたいなもので いわば個人記録みたいなものです。わたしが忘れないための。 三聖病院での森田療法体験記、 彼が死んだときに旅をした話 アメリカのときの話 インドの話 シッダの話 ほかにもいろいろと ずっと書いてます。 きてくれて、ありがとう。

2010年08月

アユミ、大丈夫

「アユミ、
とっても弱くて疲れてるって言ってたのに
俺のことを考えてくれてる君は元気だね、
アユミ、
君はもう大丈夫だよ。
大丈夫。」

 ・・・インドの人たちの問題に、
私がどれだけ関与すべきなのかは分からないけれど
彼の状況をどうすればいいか考えている私にくれた、
この言葉に、
私は泣いてしまった。

 信頼も、仕事も、家族も、お金も。
何もかも、失くした人間が、
私にかけてくれた優しい言葉。

あなたの優しさのおかげで、
私は大丈夫なんだよって言い返したい。




やっぱり、ひとは、
一人では生きていけない。

アユミ、ドクター

3年後、お前はドクターだ。
俺はお前がトップクラスの成績の生徒だと聞くことしか期待しないぞ?
と言ってくれたハウスオーナー。

3年間、待つから、
アユミ、とにかく、ドクターになって。
君は、才能に恵まれているんだよ。 
それだけを考えて。
勉強することだけを考えて。

あと3年間、
とにかく頑張って。
勉強するだけを考えて、
アユミ。

悪いこと

悪いことばかり起きている。

わたしのせい?

わたしがここバルカラに来てから、

すべての人が愛した猫のチロは死に、

私自身が大切な人を何人も傷つけている。



これはわたしがここにいるせい?

今日もわたしと素敵な話を楽しんだ素敵な夫婦の親戚が突然心臓発作をおこした。

わたしを心の底から助けてくれているひとの
大切な大切な、年で一番大切な特別な日である今日に、
彼はわたしのせいで職を失うかもしれないことになっている。



これは、わたしがここにいるせい?


わたしはここにいるべきじゃない?


わたしのせい?


わたしがいるからこうなっているの?


わたしがいない方が、みんなもしかして幸せだった?



もしかしたら、
何の波も起きず、
平穏に暮らせていた?



どうして、随一のリゾート地で、
インドで唯一キャミソールを着ても誰も文句言わない自由なはずなところなのに
こんなに不自由な想いをするの?


ここのホテルのオーナーは私が従業員と仲良くするのに嫉妬して
私が歩き回るのを禁止、理由は私が患者だからで
従業員は従業員だから?????

私、金払ってるのに、ここに?

(なんだか、19歳のころにバラナシで同じ目に遭ったのを思い出す
ホテルオーナーに監禁された日々を)




後悔は先に立たないけれど、

もし、わたしがここに来なかったら、
もし、わたしがあなたたちに出会わなかったら、
あなたたちは幸せだった??
平穏で 何もない暮らしを送ってくれていた?


わたしをとっても気に入ってくれたあの素敵な夫婦や
わたしをとっても心遣ってくれる彼 たちのことを 想う。

ごめん、
どうすればよかったの?


わたしのせいで、傷ついた?
わたしが、来なければ、
あなたたちは変わらぬ日々を送っていたの?


わたしのことをとっても気にかけてくれるひとびとだけが、
毎日わたしのせいなのか?
傷ついてゆく。

それなら、居ない方がよかった?
犬が、私にしっぽをふって寄ってきて、わたしの腕に頭を持たせかける。


もし戻れたとしても。

インドでの生活が大変なことになっている。

最低。

私が売春婦だと。

まあ、夫と理由つけて相手を連れてきた私が悪かったのだろうね。


インドの社会では何も認めてくれない、独り身の女を。
私が悪い、としか想ってもらえない。
私が売女で、売春婦だっていう噂がたってゆく町の中。
わたしを支えてくれる人は居るのだろうか…。
不安になっていく世の中。

噂だけが広がる小さな町の中。

こんな田舎で、
ひとりで、これからどうやって生きるんだろう。
こんな中で。


・・・もし、戻れたとしても。



でも、そんなことはどうでもいいから、勉強させてほしい。


学校辞めさせられるかもしれない。

学校辞めさせられなくても、
インドの社会で生きていくのがかなり困難になった。



これからどう、どんなふうに、これ以上、悪くなっていくんだろう。本当に。

でも全部、私が作りだしたこと。
仕方ない。
独りでなんとかするしかない。



今わたしがやれることは最低でも出来る限り勉強することだけだ。
そして健康を取り戻すだけ。


そして勉強したいんだってば。
許してください、神様。
私に勉強させてください。



どうやって、これ以上悪くなりながら、
・・・私は転がってゆくのだろう?


それでも

信じてくれる友達がいるのは、ありがたいことだ。
好いてくれる人がいるのは、本当にありがたいことだ。


わたしに
私自身は存在せず、

わたしは、
いままで出会ったひとたちで
紡がれた糸。

記事検索
月別アーカイブ
livedoor プロフィール
カテゴリ別アーカイブ
タグクラウド
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ