どんな形でもひとつだけ今願いをかなえてもらえるなら
何を犠牲にしようとも
あなたに会いたい
一度だけでいいから
触りたい
もう絶対に これだけは叶わないなんて

あなたとの距離のとりかたがわかんないよ。

死別の会であった人たちは
何十年も付き添っただんなや妻とか
子供とか
親とか
恋人で、しかもたった2週間前で、しかも10代なんて居なかったよ。
でも若いとか、
何十年もいたからとか、病気だから、事故だから、
恋人かだんなだったかなんてとか
全く関係ないことが分かったよ
大事なのは愛した深さ
悲しみの深さ

そして、
その人が、大切だと想う人を失って悲しいという事実自体
そしてそれは、比べられない、絶対に。

だから逆に私はきっとたくさんの悲しみを分かることができるよね?
戦争とか地震とかそういう人たちのこと、
今までの経験からきっとふつうの人間より分かちあえる器があるよね?

なんだかね「自分が先に死ねばこの苦しみが分からなかったからよかったのに」
って言ってる人がいて
私は逆だと想ったよ、今でもそう思う。
ほんとに私が生きてよかった。私がこの悲しみを引き受けてよかった。
あなたには絶対に悲しんで欲しくない。
だから私があなたを失くして悲しいのも、許してください。
私が悲しいことを悔やまないでください。それだけを言うために逢いたいのかもしれません。