旅人
って言葉を肩書きに気軽に使う人が多いよ
って話をした。
別にどうでもいいんだけど、
こういう肩書きにするからには

精神的な意味での旅人であってほしい

THE BACK HORNのファンクラブの名前
「銀河遊牧民」(マジさいこーこのネーミング
まさにわれわれは、銀河の遊牧民!)
のように、

自由に、常に変化を求め、そして生きている、
どんな組織からも束縛されない、自分らしく在るという
そんな精神的意味での
「旅人」に。

ちまたに溢れている旅日記。
その横に書かれている肩書き「旅人」
くっだらねぇや。

旅してるからって、「旅人」かよ?
だっさー。
旅したからって、「旅日記」?
ださいです。かなり。

(同じ論理で、「大学行ってるから大学生」
「バイトしてるからフリーター」
とかもだっさいかも。やばやば、自分じゃん)

って思う私はまさに、
もう1つのブログに旅日記をつける、
自称旅人ですが、
私の旅日記には、
誰も経験していないであろう体験を通じて
(この年で、この状況は、ないでしょ、なかなか
現地人と毎回恋に落ちすぎだしさ~)
そして旅日記という媒体を通じて
とあるテーマを、伝えるってのと
(結局巷の旅日記とおんなじよーなテーマになりうるけどさ)
私の自称旅人は、
常にどんなところからも自由である
束縛されない、という
精神的な意味での旅人であって

決して、
旅をしているから、旅人である、という意味ではない。
そして、
旅をしたから、旅日記だ、という意味でもない。

生きることそのものが
旅なのだから、私にとって。
いや、ほとんどのひとびとにとって、日常は旅だ。
それに気づかないことがあるだけで。

詩人ってのもそう。
詩を書くから詩人なわけじゃなくて
在り方そのものが、詩人なワケです。
私の彼は自称詩人でした。
確かに趣味が短歌だったけど、
大手ワイン会社に勤めるサラリーマンなワケで。
でもそんな自覚なさげだったし。そりゃそうだ。
会社が全てじゃないんだから、彼の中で。

やっぱし
「人間」っていう肩書きが一番好きだなぁ。