今日、ほぼ初めて?差別????を経験しました。

なんかツーソンにたくさんある木になっている
無駄なグレープフルーツやオレンジを収穫して
アフリカ難民のコミュニティに届けるっていう
なんだか画期的だけど超スローな
ボランティアを最近やってるんだけれど、
今日はそこでとあるアパートに収穫に行ったのです。

管理人さんが「無駄だから」と連絡してくれた
3本の木になってるグレープフルーツは、
超大粒な上に大量!で、高いところにあることもあって
日本人2人・ラテン系・アフリカ人(ソマリア)・白人という
インターナショナルチームたちとみんなで時間かけて
木に登ったり、落としたり、落ちたり、がんばってました。

しかし、そのアパートの謎の住人たちは
かなり日常の生活に飽き飽きしておられるらしく、
私たちが楽しそうにしているのを見てあまり気に入らなかったご様子。
普段木になってるグレープフルーツなんて目もくれないだろうに
突然私たちにむかってキレだされました。

一人のおばさんはサングラスをはずされないまま(アメリカじゃ普通)
ずかずかと寄ってこられ、
「私はここの家賃払ってるの。だからこのグレープフルーツもってくわよ」
ときっぱり言い張られました。
管理人さんが「あんたはこの木には金払ってない」と言っても退かず、
この収穫の意図を説明すると、
「この国には移民が多すぎるわ。ゲートを閉じるべきよ!」
と言いはじめ、「私の息子は韓国人と遊ばせないのよっ」と
わざとらしくはきすててらっしゃったり(したらしい)。
(=アジア人近寄るな)

「じゃあ、もってってください」と渡したグレープフルーツは
なぜかごみ箱へ。
「ごみ箱が臭くならなくていいから」だそう・・・。

え?何?
もしかして、うちらがアジア系・ラテン系・黒人だったから
気に入らなかっただけとか??
白人もいるんですけど・・・でも。

困ったのがおっさん。

「何やってんだ!お年寄りは木に登れないこと分かってるくせに!
お前ら、全部とってくんじゃねえぞ!!!」
と何度もこっちに叫んでいらっしゃったので
「なら、いくつかおいてきますよ」って言うと、
「いや持ってけよ!!!全部もってけ!!」っておっしゃった後、
また、「全部とっていくんじゃねえ!!」とキレてらっしゃいました。
・・・私までキレそうになったけど、まあ、こんなのもおもろいか。

逆に、「がんばれ~」と応援してくれて、
手伝ってくれる優しいおじさんとかも居て、
色んなアメリカの姿を見させてもらったかも。

ボランティアの超スローなアフリカンタイムで暮らすリーダー(白人)
(放っておいたら2時間ぐらい何にもしないで
彼女の家でうだうだすることになって危険)
に話したら、
「いっつもそうだから大丈夫よ」と笑ってました。

平和なアパートコンプレックスでの
超暇な時間を持て余すひとたちの日常には
とてつもない大惨事だったんだろうなと
思い返してみてみたり。