にんげんがすきだ
だいすき。

グランドキャニオンのどんな音も飲み込んでしまうような
偉大すぎる存在よりも
サボテンの咲かせる息を呑んで立ち尽くしてしまうような
美しい花よりも、
ひとの写真を撮るのがすきだからかもしれないけど。

ひとは、よわい。
アスカナベ族は信じてた
地球上すべての生き物の中
人が最後につくられた
なぜなら
ひとは弱くて、すべての生き物に
依存していかないと
生きてゆけないから

地球上すべての生き物の中
人だけが

って言葉の意味の大切さを
かみ締められるんだろう

アメリカ先住民は知っていた
世界中すべての生き物の中
人だけが
夢を
みれることを。

寝てるときに思い出すのではなくて
将来を楽しみにすることでもなくて
ヴィジョン
使命を
聞き入れることが
人間にはできるの

果たすべきことの素晴らしさを
味わいながら死んでゆくのは
この地球上で
ひとという生き物だけなんだろう

そう、だから
大地に這って生きるの
大地に立てなければわたしはいない
太陽を恐れながら生きるの
太陽がなければこの世界どの生き物も
生きてはいない

あまりにも
生きていることは
偶然すぎて
朝規則正しく鳴る
目覚ましに毎日驚く

でもだから
社会が崩壊しても
地球は死なないかもしれない
それまで
信じていたい
ひとのほんとうの
力を。