<~よし!元気も出たし行ってみるか!と思い立ってすぐに応募した”夜のトレッキング・ツアー”
時間は3時間。そこまで長くもないトレッキング。と思って参加した私~>

な、なんかいっぱいいる!!!
小さな小屋の集合場所が人でいっぱいになっていてがやがやしている。
夜7時出発にあわせ、リキシャーは時間通りにピックアップをしてくれたが、
あまりにも小屋の中がごった返して出発が明らかに遅れている(インドでは当然だが)
そしてわいわいがやがや喋りまくるインド人の波!「こいつら全部ついてくるの・・・」と思うと
逃げ惑う夜の動物たちを想像して、あまり期待できそうになかった。

急いで配られた懐中電灯は、電池が切れそうで豆電球のライトの色が赤かったり
ONを押しても接続が悪くてライトがつかないので親指で押さえつけていなければいけなかったりした。

そんなことはいつものことで想像しえたことなので
特に驚かなかった私は持参の懐中電灯を手にした。

「では、出発しましょう!」
わいわいがやがやぎゅうぎゅう詰めの小屋をそんなこんなで離れたのは
インド人のカップル2人と、デンマーク人のおじさん。

って、あれ?

あと、銃をもった夜警と、ガイド一人。


あれ?残りの小屋にいた人は?

少なくとも小屋に10人は集まっていた気がするのだが、最終的に出発したのはこれだけだった。
他の人は
「じゃあ、またねー!」と、ガイドに手を振っている。


なんだ、友達かよ!!!


まあ、全員いかないなら静かでよし、と出発したのが、悲劇の幕開けだとはどう考えても想像できないそのときの私だった~