マヤ文明に触れたきっかけは、とりあえず
「今どきの私たちが使ってるカレンダーって、なんか違う・・・」って気がすごいして
その、不自然な人間の創り上げた「時間」と
本来の自然の中の「ほんとうのとき」がかみ合わなくなってめちゃくちゃ苦しくなり、

それを解決する術として、
自然にもっと沿った暦を知る術を身につければ、
きっとこの苦しさから解放される・・・と思ったからでした。


私はあんまり日にちごとに計画をしないタイプです。
時間のことを考えなくても、
「目標」を掲げて
それを意識しつつ生きていれば、
それがちゃんとできたり、終わるんですよね・・・。

何といえばいいのか分かりませんが。

例えば今歯医者に「早く治療しないとインド行くまでに治りませんよ!」と言われても
治療の時期は治療の時期だ、と、のほほんとしています・・・・(いいのか・・・?)




そういう、「自分のペースに合わせた」つまり
「自分の中の時間に合わせた」生活が、
インドではとても顕著だった気がします。


だから融通が利くんだ。




そう、私の住んでいたケーララでは、
ひとりひとりが、違う時間に生きています。




だから、みんな、試験だ!とかいって焦らないし(おい)
自分の都合や時間を大切にして、
それでちゃんと機能してるみたいです・・・?(かなりギリギリで)




日本にきて、ちょっと予定とか立てないといけなくなったりして、
この、デジタルな生活、時計を気にする生活をしてみると
その、「自分の時間」と「外の時間」とのギャップにかなり苦しみます。


そして気付きました。






そうか・・・

本来の自然な時間と、人間が作った時計とカレンダーの時間は違うのだと。





そして、

ケーララではみんなひとりひとりが、別々の時間に生きていて、
人間のつくったカレンダーの時間よりも
個々の自分自身の時間を優先しているのだと
それでも、それが個人個人で、大地に合っていて
個人個人の理にかなっているから、それで一応それなりに機能するのだと。








クラスメイトの子は星の位置で誕生日を知ってるので、
明確な「誕生日」はないし、毎年変わります。

タミルの古代の暦は、今の365日のグレゴリオ歴とは違います。
日本の昔のカレンダーみたいに、それぞれの名称があり、違うサイクルを持っています。



そしてタミルの暦は、
気候の中のヴァータ・ピッタ・カパと密接に関係し、私たちの体調のサイクルと密接に関わり
また、月と太陽と7つの惑星のサイクルとも関わっています。

占星学は、このタミルの暦と惑星と私たちの体・行動・思考パターン・家族・病気・癖・行動・などなどへの影響を
徹底的に分析し、

私自身が日常的に試験日程や帰国日程・帰国日数を調べたりできるほど
超便利な科学技術に発展しています。


マヤのカレンダーも
タミルのカレンダーも
この、自然と大地に沿った生き方をするために存在している
一番科学的で、本質的な暦の刻み方なのだから
占星術で色んな細かいことが分かるんだろうし

インドの人もあんなにゆっくりして
自分の時間を生きているんだ・・・

そして私自身も日本の時間の流れについていけないって思ったんだ・・・・

そんなことを掘り起こすことができた最近でした。





そもそも、今のカレンダー自体だって
「月」っていうし
日にちも「日」つまり太陽で
曜日にも惑星の名前ついてるわけで・・・
全然自然と無関係とは言い難いと思うけど。