わたしはみんなでできている

おばあちゃんがあの世とのつながりをおしえてくれたし
死によって改めて生まれるつながり
死によって救われることがあること
死  は おわりではないということ。


美容室Gricoのエザキさんが
心を込めて切ってくれた髪で
わたしはインドを過ごしていく

この 髪の毛自体が わたしがひとりじゃないという証明をいつも教えてくれる存在までにしてくれたエザキさんありがとう。



こういうふうにね

今回の日本で出会ったひとたち
みんなみんなが
私の中で生きている


わたしは
みんなの
大きな流れに
ほんとうの意味で支えられて
生きてる


だからきっと
何も悪いことなんて起こらない
きっとみんなうまくいく
流れにのって



いままで
わたしだけだとおもってたのに
ほんとうは
わたしは
わたし以外のものでたくさん出来上がってると知った

ごはんと洗濯おかあさんありがとう
毎日働いてお父さんありがとう
いろんなものの見方をおしえてくれたきっと前世からの友達
そして実際に一緒にいろんなものをみて、本当にありがとう
自然治癒力について見せつけてくれた平野先生ありがとう
治療家としての姿勢を教えてくれてありがとう
平野先生を紹介してくれた前世からの知り合いは私だけじゃなくて私の周りで苦しんでる人を整体師の紹介によって助けてくれた

10年ぶりに会った小学校のともだち。

私だからできるんだよって言ってくれた友達。

運命と証明されてるから大丈夫やろって言ってくれた友達。



インドに戻るとわたしはひとり
ひとりでたたかわなきゃいけない
ビザの更新
ひとりでインターンの手続きを済ませること
奨学金の問題
どうしてこんなに長い間日本にいたのときっといわれるだろう
先生たちにぐちぐち言われるだろうことも耐えなきゃいけない
家の掃除も大変なことになってると思う。
これからの病院研修も
ぜんぶひとりで選択してひとりで学ぶ。

誰も助けてくれないし
一緒に学ぶ同志もいない

すべて
ずっと
ぜんぶ
ひとり。


また、ちょっと心を和ませる場所もない
ちょっとリフレッシュすることもない。

これからは
ほんとうに
たったひとりで
修行なんだ


この孤独は、
たぶんこの世の誰にも分かってもらえないと思う。


でもだからこそ。

だからこそわたしは、
わたし自身がほんとうはいろんな人たちとのつながり
日本で会ったひとたちも
日本で触れたものも

わたしは、
ほんとうは孤独なんかでもひとりなんかでもなくて、

いろんなものからできてるってことを

もっともっと認識して
強く 立たなければいけない。




エザキさんが心をこめて切ってくれた髪。
友達がおそろいでくれた髪飾り。
たぶんそういうものでわたしはひとりじゃないってことを思い出して行く