やはり、本当に学ぶには住み込みで師匠の下で学ぶのが一番なのだと思う。

整形外科を実践するにはマルマが不可欠
マルマを実践していくには武術を通した理解が必要ということで
カラリは私にとっては不可欠。


カラリパヤットゥの師匠のところに

ものすっごい前から、「住み込みに行きます!」と言いつつ、
全然っ 機会をGETせずだったのだけれど・・・

先生のマルマの師匠が亡くなったのが何かのきっかけで
先生の家に泊まりにやっとこさ行ってきた。


やっぱり、師匠と一緒に住むと、普通に道場に行くよりも、学ぶものの質が全然違う。

まず第一に個人レッスン。というのもあるかもしれないけど、
先生の生活や生き方やものの考え方から学ぶものが多いし
そういったものが私には必要なのだろうと思う。


去年マルマの入門を教えてもらうために
3日間家にすみこませて頂いた先生のときもそうだけど、
3日とは思えないほどのたくさんのものを吸収させてもらった。
先生が食べている食事。
先生が毎日欠かさず2回行っている瞑想やお祈り。
シンプルすぎる家と、家に隣接したクリニックでの診察。
こういったものを24時間付きっきりで体験すると
ただ単に授業を受けているだけでは決して得られないものがあると感じる。
あの時も、先生の後ろにずっとくっついて、隙あらば授業をしてもらうという苦労をしたなあ…



今回も、カラリの師匠の生活の仕方や、私をもてなす態度から学ぶものが多すぎて…



カラリの師匠は、カラリの先生なのだから当然なのかもしれないけれど(笑)
朝5時に起きて朝飯前に3時間のトレーニングを毎日行っていたりして、
なかなかハードでしたw


夜、師匠は友達のおっさんたちとゲームをしていて
ちょっと幻滅~な気がしていたら、
師匠は「カラリ一筋だけでは生きていけないから、こういう全く関係ない趣味が必要だよ。
だから君もシッダやカラリ以外の趣味を見つけなさい」と言っていて、
うーん、確かに。。。そうだ・・・それは正しい。

今の私の息抜き → 
・医療ドラマ
・カラリの練習
・医学書の読書

・・・

となりつつあって、どこをどうあがいてもシッダか医学に繋がっていて
なんか24時間シッダのことしか考えてないみたいな生活してるんですが

ああ!今は猫と遊んだりはしてるか!(笑)
でも猫がケガしてたりするとその治療をするし・・・
やっぱり医学から離れる時間はあまりないです。


確かに、関係ない時間があってもいいよなあ。
人間としての時間というか。
けっきょくカラリもシッダに繋がってきてるし
何をしてもそれからは逃れられない気もするんですが。



師匠が言うには、学んだ後に教えるのは良いことなんだという。
教えると教えた分だけ自分も練習するから、それが練習になっていくんだって。
「だから君も私が許可をあげる時に教えていきなさい」
こういう伝統って、常に教えられて、学んで、そして次に教えて繋がっていくのだと
その大切さを改めて認識させられたときもあった。




「お前はカラリのマスターになる必要はない
医学に必要なマルマと
シッダドクターとして、”カラリを知ってるのか?”と聞かれたときに
”YES”と言えて
”じゃあ見せてみろ”と言われたら見せられる程度にできることが大切」



先生の家で
そんな風に言ってくれて、
そんなことを教えてくれて、
一緒にごはんを食べて、
一緒に犬にエサをあげながらそんな話をして



泊まった部屋では
「昔、マルマの伝統医の私の師匠は、この部屋で色んな人を治療していた。
夜の1時ぐらいに肩を脱臼した患者が来た時もあった」そう。




そんな風に、


師匠と一緒に生活をすると

実感と共に、
ちょっとずつヒントを教えてもらっていけるのだろうなあ。