ぎゃああああああなんだこれはあああああああ

私も、ずっともがいてた。あの頃。
思春期のどこにも行き場のないやり場のないあの気持ちを表現した世界。
ここではないどこかへ ここの向こう側へ
常識で塗り固められた自分たちの世界を
私たちはあの頃ずっと、その向こうを探していた。
虚偽で作られたこの街の中から、本質をいつもいつも求めてもがいていた。
そんな頃の記憶を、受け止めることから
本当のことを求めるだけの常識の向こうへといこうとする心と、当たり前のことを当たり前にできる、その両面を併せ持つことで、
私たちは、大人になる。

漫画という媒体を通した芸術作品。

言葉の向こうにある本当のことば
教室の向こうにある本当のがっこう
町を出たその向こうにある本当のまち
生きることを超えたその向こうにある ほんとうの性
ここの向こうにある本当のばしょ
わたしたちは いつも ここを超えた その向こうを見ている
まだみている
わたしたちが、常識を常識として生きるクソムシになっても
惡の華は花粉を撒き散らしてわたしたちの
肉体の中にあるほんとうの魂を自由にしようと
ずっとずっともがいてる
これからももがきつづける
なくなることはないアノ時の記憶

当たり前のことがわからず
大人を嫌がり、成長を拒否したあの時の記憶がある方なら、
きっと共鳴すると思う。
こんなにわかりやすく描いてくれたこの天才漫画家に拍手。

映画を見ているようで、セリフ一つ一つの向こう側にある本心がとても苦しかったし、わかった。

私は、まだまだ向こう側をみている気がしてる。
現実と妄想の境目があまりなかったときのあの頃
もっと率直に生きてたあの頃
こんな歳でも戻れるんだね 10代の感覚に。


押見修造の漫画は、どれも現実なのにファンタジーで
ファンタジーなのに超リアルで、凄い。

この漫画も、体操着を盗んだり、パンツ盗んだり、
普通に現実に起こり得そうなことばかりやっているのに
アホなことばっかりやってるのに

なんでこんなに 非現実的なんだろう
ファンタジーみたいなのに
なんでこんなにリアルなの

マジですごすぎるんですけどこの漫画家…
しかもエンタメ的に面白いし、
女の子可愛いし。

天才!