旅をする木

生きるという旅をすることは、人と人という繋がりの橋を渡り続けること。 そしてたまに眠りもう会わない人の夢をみて休むの。 ケララ州トリバンドラムの小さな田舎に7年住み、 南インド伝統医学、外国人女性初のシッダドクター(首席卒業) 2016年8月〜 現在ブラウン公衆衛生大学院修士課程在学中。 このブログは10年前から続けてる日記みたいなもので いわば個人記録みたいなものです。わたしが忘れないための。 三聖病院での森田療法体験記、 彼が死んだときに旅をした話 アメリカのときの話 インドの話 シッダの話 ほかにもいろいろと ずっと書いてます。 きてくれて、ありがとう。

医療inインド

現地の患者さんの医療事情~「アーユルヴェーダでデトックス体験」する前に考慮してほしいこと

今日来た外来患者さんに、先生は「血液検査するお金はあるか?」と聞いた。
全部検査すると75ルピー(約150円程度)
だけどそんなお金はないから25ルピーの必要最低限の検査をした。

昨日の入院患者さんは、3年間、家庭やもろもろの事情で医療を受けられなかったと話した。

私が卒業試験を受けてたころに会った患者さんは、目が見えなくなっていく病気にかかっているのに、
お金がなく、政府病院(無料)にしかいけず、限られた医療しか受けられず、症状は進行し、
やっとお金が集められたため、少しでもよくなるために入院しに来ていた。
治療を受けると良くなるのに、お金がないために治療を続行できない。

政府病院に行けば、10ルピーも5ルピーも出せない患者さんたちが
50人ぐらいの部屋に一挙にまとめられて、死にそうな喘ぎ声を出しながら苦しんでいる。
私は成り行きで政府病院の、一番最悪な大部屋(50人以上)になぜか一泊した体験があったけど
「地獄って、こんな感じなのかね…」と、付き添ってくれたクラスメイト(彼女は、ここに入院するのに付き添うのを、インド人なのに嫌がってた・・・)はコメントしていた。

みんな死ぬか生きるかというような重病なのに、
お金がないために、水も出してもらえないような病院で医療を受けている
(医療を受けられるだけましなのだ)

日本人の私たちにとっては大したことのないようなお金(たとえば、500円ぐらい)がないために
医療が受けられず、そして若いのに病気が進行して悪化していく患者さんは
毎日のように、私の大学病院にもたくさんいる。


メディカルツーリズムの需要はこれから高まっていくと思います。
とくにケララ政府はアーユルヴェーダのメディカルツーリズムをかなり推進していますし、
アーユルヴェーダのリゾート施設はたくさんあります。

私の両親も、一生に一度かもしれない、と、インドのアーユルヴェーダのリゾート施設で
リゾートで休日兼トリートメントを受け、とても元気になりました。
私たち日本人にとってももちろん、リゾート施設でアーユルヴェーダのトリートメントを受けたり
ヨーガアシュラムに行ったりすることは、なかなかできない体験ではありますが、

いまいちど、
リゾートでアーユルヴェーダを受けてみたい方・・・
デトックス体験してみたい方・・・

いちど、現地の人たちがどれだけお金がなく、医療が受けられず、死ぬかもしれない病気がそのままになっている現状を理解してほしいと思います。


私もこれから、全力で途上国と先進国の格差を減らすために活動していきたいと思っています。
しかし、それは、決して、先進国が途上国の貧しい人たちを助けてあげるという
上からの目線でできることではありません。

先進国の私たちの中には、
インドやスリランカまでわざわざ行って、治療を受けなければいけないと感じるほど切実に、自国以外の治療を必要としている人たちがいるのです。

一方、途上国の人たちは、死にそうな病気になってもお金がなく
(そしてそのお金というのは私たちには、スタバのコーヒー一杯とかケーキ1つぐらいのお金)
治療を受けられない人たちがたくさんいるのです。

この差は、お互いをつなぐことで埋められていかなければいけないと私は考えています。



「アーユルヴェーダ体験してみたい」
「リゾート施設でゆっくり休暇ついでにデトックスしたい」

もちろん、こういった経験は日本人にはなかなかできない体験であるし
そこまで時間とお金とリスクをかけて行く方は、そうとうな興味と必要性を感じている方だと思います。


だけど、

いまいちど、
心にとどめておいてほしいです。



この国には、
私たちがスタバのコーヒー一杯か、たばこひと箱か、コンビニのお菓子ひとつのお金が出せず
必要な治療を受けられない人たちが、たくさんいるということを。
毎日そういう患者さんたちが、病院に来ているという現状を。

はじめの一歩まで

良い医者になるということ。



今日はたぶんこのあたりでは一番の腕であろう シッダドクターの患者さんを
2人個人的にみる機会に恵まれた♪

私が紹介した患者さんなのでみれたのだけど、
この先生は普段は生徒を自分の診療所に入れない主義なので
けっこうレアな機会なのです。

この先生のスゴイところは、
シッダだけでなく、 西洋医学・ホメオパシー・アーユルヴェーダの 診断法治療法も知ってるところ。
 西洋医学もしかもちゃんと更新されてる知識で、
うちの大学の先生みたいに・・・古い知識じゃない・・・。

それだけでなく、ホメオパシーを処方するときはホメオのシステムに沿って考えて、
 シッダを処方するときはシッダのシステムに沿って考えるのです。
 しかもホメオパシーとか、やりがちな症状対処法じゃなくて、
ちゃんとクラシカルホメオパシー。

先生が言うには
「医者がたくさんのシステムを知っていれば、
患者はドクターショッピングをせずに済む!」と。

 ひとつのシステムをただ〝知る”だけでも、
 数年間飯もろくに食えず寝る暇も遊ぶ暇もないほど大変で、
 実践するのはもっともっともっともっと×10000000倍大変なのに、
 この先生はいったい、いくつ脳みそがあるんだろうか・・・。

でも基本はシッダ医学に忠実。 治療もシッダ医学に忠実。

というわけで、この先生の診察にご一緒するというのは、
私にとっては数年分の授業に相当するほどの価値があるのです。

 バカな医者になるのは、正直それなりの知識があればできることで、そこまで大変じゃない気がするけど、
いい医者になるには、
全てを知り尽くして なおかつ日々地道な訓練を積まなければ絶対なれない・・・

 診断だけでも超大変なのに、
 天文学的数字に値するぐらい存在する無限の薬の中から
ピタリな薬を選ぶことなんて 不可能すぎる!!!

たぶんなんとなくな薬を処方することならそこまで難しくないんだけれど、
シッダでは、同じ病気に万の薬があり、 その中で医者が患者に合う処方を選びます。
そしてそれだけでなく、 目的にピタリと沿った薬同士のコンビネーションを処方します。


 もう、神にしかできない。


と言いたくなるけど、
この先生をみてると、可能なんだ!と思わされます。
(ちなみに、いまどきのシッダドクターは西洋医学をメインに考える先生が多い印象で
 そうすると、シッダの処方の効果はあるけど半減気味…)



先生が薬を混ぜている際、 「この薬は何からできてるか覚えてる?」と聞いてきて忘れてる私。
 そして大学では習わない薬の効用と成分をつっかえずに完璧に言い切る先生。

「この成分の効用覚えてる?」と聞かれ考えこむ私に
なめらかに詩を言いきる先生。

 茫然とする私のそばで、

患者さんは、

シッダ医学だからこそできる治療を受け、
ダメ研修医間近の私ですら分かるぐらいに良くなっており、
その喜びを何度も先生に語っていました。

 これまで何人も何年も医者をまわったが、 無駄だったのに、
この先生の処方で瞬時に良くなったということを。



はぁ。

 この頂にたどりつくには、
あとどれぐらいなんだろうか…。



たどりつけないとしても、
近くに行くには、
あとどれぐらいかかるんだろうか…。




統合医療(シッダ医療)@ME



IBSや眠剤常習癖など、
西洋医学では治すのが難しい状態を完治させることのできるホメオパシーについては
以前色々書きましたが、

今回も自分のケースについて体験談を書こうと思いますw


やっぱりインドの醍醐味は、代替医療の質の高さですよね!!
ホメオパシーの医者を1人かかりつけにすれば、
かなり酷い時以外は専門医に診てもらわなくてもこの先生で全部足りる!という素晴らしさもありますね。



で、今回は、私の鼻にあったほくろ?の話です。

このほくろ?みたいなのは20歳ぐらいのころからあって、日本の皮膚科では「レーザー治療」
インドの外科医には「切り取る」と言われていました(w

ホメオパシーの先生が薬をくれたのですが、このほくろのようなイボのような・・・のには効きませんでした
(お前医療用語使えって感じだね。日本の医療用語分からんっ)
むしろ肥大化して、色が変化してちょっと怖かったです。まあ、色が白くなって薄くなったので目立ちにくくなりましたが、まだ存在しているという点では同じでした。


そして、その頃、うちの大学の先生がある休日の後に
唇の横にあった巨大ほくろをすっきりなくしてやってきました!

「4日で取り除く自信があった!」という先生は、シッダの外用薬を使ってそのほくろを除いたそうです。
その薬で、私も今回自分の鼻のでっぱりほくろを取り除くことにしました。



という訳で普通に公開。
BEFORE&AFTER。






BEFORE


鼻2
鼻テカりすぎなのは気にしないで・・・












AFTER


鼻
ぽろっととれた直後です。







ちょっとぼやけて見づらいかもしれませんが、
約1週間でぽろっととれました。
(3日薬をつけた)



イボコロリ、みたいなようにタミルナドゥ州ではけっこうよく使われている薬のようですが、
取り扱いは注意しないとダメ。






まあ統合医療じゃなくてシッダかw


ホメオのミラクルな力を常々体験している最近ですが、
ホメオではかなり難しい、イボ的なほくろは、
シッダの外用薬で超簡単にとれました。



写真の鼻はとれた直後なので傷跡みたいなのが残っていますが
それはそのあとに2週間オイルを使うことでなくなるそうです(現在進行中)


ホメオの先生もこれをみて「イボの治療に使うからその薬くれ!」と言ってきました(笑)
先生は現在シッダ医学の石鹸も治療のサポートに使ってマス。



こうやって色んな医療の強いところを集められたらすごいな!と思うけれど
それには全ての医学の基本を押さえてないといけない・・・ほぼ不可能?とも思ってたけど
こうやって臨床の部分では可能になってくるかもね。

知り合いのドクターもアーユルヴェーダとシッダ両方やってるし。

基本、こっちの代替医療ドクターは西洋医学も知ってるから使うし。

シッダも負けてないぜ!!すごいぜ!!!
と、思わされた効果でした。



ホメオで良くなったもので私が見た例たちもついでに書いておくか。
このあたりはホメオがいいっすね!
*ホメオはシッダや現代医学とは違い、
その人の状態に合わせて薬を出すので、
現代医学の病名を聞いただけで薬を処方することはできません。(シッダはある程度できるかも)
以下のネームは、「こんな感じの状態」みたいな感じで書いておきます*

IBS
不眠、眠剤常習癖
統合失調症
アレルギー

下痢
風邪

試験後の不眠
多汗症@手のひら
神経性の頻尿
食中毒
などなど。。。って書ききれるはずもない。



政府経営病院

友達になった医者の薦めで

1)H1N1専用大部屋
2)基本大部屋
3)個室

・・・・全て体験した、この2カ月の中で。
・・・・・この体験は、西洋医学の医学部を目指して浪人中の彼女にも
素晴らしい体験となっただろうと、願う・・・。


まず、

政府経営の病院では食事が出ない。

病人に食事が出ない・・・
=家族が必ず付き添わなければいけない、
どこかから食べ物を持ってくるために・・・

現実には、食べ物を調達することすらも難しい人々ばかりが
ここに入院しているというのに・・・。

H1N1の部屋では、約10個のベッドがあり、病人と付き添いの家族が寝ていた。
大抵は付き添いの人はベッドで寝ることを許されず、
床で寝ているというが、
運良く私たちはなぜか4つのベッドを占領していた。。

「虫とか変な病気があるかもしれないから危険だよ!」と
ベッドのマットレスを恐れる友人。


病人にベッドシーツは支給されるが、
付き添いには支給されない。

もう駄目!と思ったのが5日目。やっと解放された・・・




と思ったら、


60人の大部屋に入院する羽目に・・・・。

いくら、インド在住の外国人でも、
流石にこの部屋に入院したのは・・・私ぐらいなんじゃないかなあ・・・


「アユミ、地獄を観たことがある?」
・・・今、まさに、目の前に広がっています。


24時間、それは続いていた。朝も昼も夜も関係なしに、
泣き叫ぶ人々、
嗚咽の音、

ベッドの枠はあるがベッドのマットレスはない・・・。


・・・・。


H1N1の部屋のどこが、いけなかったんだろう?!
ベッドのマットレスは新品も在庫があって、
シーツまで支給された!!
さらには卵・牛乳・パンの配給まで!!


「枕買ってくるね」
と、すばやく状況を察した友人2。


そう、H1N1の部屋では枕も支給されていたのに!


まさに、60人の患者が、24時間、苦しんでいた。
ベッドのマットレスはなく、ベッドの空きがあること自体がすごいことであり、
床に病人が寝ることも少なくないという。


夜中じゅう、うめき声を聞きながら私は睡眠薬のおかげで眠った。


水をくれ、と
歩きまわり、
願う老人の女性。


「普通だよ」


普通じゃないから。
っていうかこれが普通じゃ駄目だって。


病気なのに、ただでさえ苦しいのに
ど、どうしてこの環境にぶち込まれなければいけないの?!


トイレは、内側のドアのノブ(?)がなく、閉めたら開けられず、
一瞬、一晩中自分はトイレで過ごすかと思った・・・
水の出ないトイレで。

そしてトイレを出たら、床につばを吐いている人が。
・・・病人じゃないことを祈ります。


「政府総合病院行ったら、みんな病気になるよ!」

それでも、腕利きの、ケーララでトップを争う名医しか雇われないそうです。



しかし、その名医たちが、患者のケアをするのは・・・

患者が、個人的に賄賂を渡した時のみ!!!!!


友人2人の必死の助けにより、60人の地獄部屋を抜け出した私は、
個室に移されました。
天の助けにより、一番新しい部屋が与えられました。
ベッドのマットレスも、綺麗なトイレも存在しています!


前の晩、大部屋のうめき声によって一晩中眠れなかった友人は
やっとこさシャワーを浴びれる、と喜んでいました。

彼女が言うには、夜中の2時に、目の前に突然老婆が現れ、
パンを食べており、水をくれないか、今は何時なのか、と聞いてきたそうです・・・
彼女はその老婆が、幽霊だったのか人間だったのか、
今でもよく分からないと言っていました。



とりあえずは何とかなった個室。


しかし!!!!


1日中ドクターが来なかった!!!!


・・・入院している意味があるのだろうか?



一応、大部屋の回診は1日2回。一応存在していた。
個室は、1日1回。
しかも、超てきとう。
インターン生の場合もある。医者じゃなくて。


治療?

下痢止めとかいう注射を、1日3回も打たれ、
点滴を2本、それも、しまいにはなくなっていた。
しかも、注射自分で買わないと、誰もしてくれないから、
薬局まで買いに行かないとナースも点滴も注射も打ってくれない。

ナースが友人に、医者に個人的な賄賂のお金を渡すようにアドバイスしていた。
そうでなければ、何もしてくれないらしい。

「ここではとってもノーマルで、当たり前のことなんだよ!
お金渡さなきゃ、医者が患者診てくれないのは当然なの!」




金、金、金がなければ地獄に生きる。
60人地獄部屋の人たちの人生を想像する。
水さえも手に入らない。食べ物さえも手に入らない。
病気になれば地獄部屋行き。


そ、それでもなんとかかんとかみんなやっている・・・?
そんなことないと思うのです。
やっていくしかないからだけどどうにかなるものではないのです、彼らには。


わたしは「みたもの」しか知らず、知識も何もないけれど
その光景は、一生忘れられないほどのものでした。

あんな中で人間が健康になるはずがないと思う。
少なくとも、病人に水を。飲める水を。

インドはいつも統合医療

食中毒?になって、(今度はそれかよ)

うちの病院で 点滴4回、抗生物質の注射3回と
シッダの薬1日3回分もらった。

インドは、うちの大学は?いつもこんな感じで統合医療。

アロパシー・ホメオパシー・アーユルヴェーダ・シッダの組み合わせ。

問題はすべてを網羅している先生がいないこと。そりゃー無理だけどっ。
彼らの唯一の共通の知識は、西洋医学。
だからやっぱり西洋医学の知識ややり方は大事なんです。

インドでは西洋医学の病院で診断を受けて、
それからアーユルヴェーダ・ホメオパシー・シッダ・西洋医学の中から選ぶみたい。

黄胆と熱で倒れた友人の弟は
熱→西洋医学で治して
黄胆→アーユルヴェーダで治すそう。

こういうシステムは、素晴らしいなあ~って思う。


抗生物質の点滴がめちゃ効いたし、シッダの薬も効いているようで快方に向かって元気になったんですが、
元気になったから、お腹に悪いもの食べちゃって・・・再び嘔吐感復活。
今日も休みたいけど、明日も休みたい感じだなあ、これじゃ・・・・疲れた・・・。病気に疲れた。

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