旅をする木

生きるという旅をすることは、人と人という繋がりの橋を渡り続けること。 そしてたまに眠りもう会わない人の夢をみて休むの。 伝統医学を 西洋科学のメゾッドで ひとびとに ケララ州トリバンドラムの小さな田舎に7年住み、 南インド伝統医学、外国人女性初のシッダドクター(首席卒業) ブラウン大学公衆衛生大学院修士、 ワシントン大学疫学博士課程在学中・国際臨床研究センターにてPhylogeneticsによるHIV・コロナウイルス感染予防の研究助手 2019−2020年 WHO・インド伝統医学標準化のための国際会議にてのシッダ医学グループのWHO指定報告者(書記)担当 このブログは15年ぐらい前から続けてる日記みたいなもので いわば個人記録みたいなものです。わたしが忘れないための。 三聖病院での森田療法体験記、 彼が死んだときに旅をした話 アメリカのときの話 インドの話 シッダの話 ブラウンでの話 アメリカやインドの生き方 ほかにもいろいろと ずっと書いてます。 きてくれて、ありがとう。

2009年04月

うつになって気づかされたこと

わたしは、恵まれている。

チェンナイから帰ってきたあたりから突然うつ状態になって
動けない日々が続いている。
色々あったのは確かなんだけど、すごく楽しかった日々だったのに
一体何なのかわからないけど、うつは突然やってくるもの。
そう、熱みたいなものなのだ。

ベッドから動けないのに眠れず、
シャワーを浴びる気力も、下の階に飲み水をとりにいく気力もなく、
不安すぎて先生に何度も電話する。
「先生、わたしちゃんと回復するかなあ。。。?」

本当に最悪のうつ。
焦る上に、原因も分からないし、西洋医学の薬でちょっと疲れたりするし
眠気が収まらない上に動けない上に、全てが最悪に見える。すべてが敵に想えてくる。

だけど、だけど。

「大丈夫?どうしたの?」ってメールくれるクラスメイト。
「うーん、うつなんだよ」って言ったら
「神様に大丈夫になるように祈るし、ノートはちゃんととってあるし
遅れた授業は説明するからね」って言ってくれるクラスメイト。

「精神科の先生になるべく早く日本帰れって言われたら日本帰るよ」
って言ったら
「え、寂しいよー。嬉しいけど、悲しい。
一度日本いく前に家に会いに遊びに行っていい?
あと、今日の授業はこんな感じだったからね。大丈夫だよ、ゆっくり休んでね」
って報告して励ましてくれて、そして私が日本に行くのを寂しがってくれるクラスメイト。

あと、チェンナイで約束した「素敵なビンディーいっぱい買ってくるね★」って
言ってくれた子は、本当にたくさんのビンディーもってきて私のこと待ってるって。
それでわたしの体調心配してるって他の子から連絡が。

日曜日には、他の子から電話があった。
「アユミ、どう?元気?チェンナイどうだった?私ほんとに学校戻りたくないよ~」
とお互い愚痴りあえる仲のとっても元気でリベラルな子。

みんな心配して、わたしのこと気にしてくれてる。
しかも本当のキモチで、友達だと想ってくれてる。
わたしもみんなのこと大好きだ。学校に行く半分の理由は、みんなに会うことだもん。

うつになって、こんなにたくさんのクラスの子たちに恵まれてるんだなって本当に実感させられた。

うつになると全てが嫌なものに見えるけど、
やっぱりこの大学は私にとって辛いけど居心地がいい。

先生も全力でわたしの試験免除したり、トリートメントアレンジしたり、
助けてくれるし、毎日の私の電話相談に付き合ってくれる。

こんなにいっぱい心配してくれて、ケアしてくれる友達と
先生を持ったのは初めてかもしれない。

ありがとう。
ありがとう、みんな。
ありがとう、インド。

うつになって、
改めてわたしは恵まれていると気づかされたよ。

クサい言葉

インド人は、むずがゆくなるようなクサい言葉を贈り合うのが大好きだ。
少なくともケララ人。

いつの間にか誰もが知っているわたしの携帯番号に入るSMSたちの一例。

初めて出会った日のSMS。

友情は、永遠に消えない
それは、過ごした時間ではなく、過ごした内容によって
友達というのはいつまでもあなたの心の中にいるものだ」

世界最高のヘッドマッサージしてくれる先輩のインド人から。

「世界で2つだけ、
永遠のものがある。
それは、愛と友達」

ちょっと素敵な言葉をクラスメイトのコから。

「美しさは、
あなたがどんなに幸せかにはカンケイなく、
どれだけ他人があなたのおかげで幸せかに
カンケイがある。
笑顔を振りまくのを忘れないで」

ちょっとインドらしいな、って思ったSMS。

「3つのマジカルワードたち
1:THANK YOU
2:SORRY
3:BYE
でも
これらのワードを
この3人には使わないこと
1:友達
2:恋人
3:母親」
インドは「サンキュー」って言わないんです。なかなか。
あなたは友達なんだから助けるのは当たり前、ってコト。

黒板に毎日彼女らが書き出した言葉たち。

NO PAIN, NO GAIN

「裏切った者を信じるな、信じた者を裏切るな」

。。。
こんな「言葉」たちの洪水に、
最近鼻がかゆくなってきた。
なんだか恥ずかしいんだもん。

クラスメイトのノートをのぞくと、
授業をうつしてないで
何やらクサい言葉を考えているところだった。
「素敵な言葉が思い浮かばない。。」と悩んでいた。

言葉考えるより行動してくれ、
と思うのは、たぶんこの土地の文化じゃないんだろう。

今日もわたしは、
ちょっとどこかがむずがゆくなる「素敵な言葉」たちのメールを受け取っている。

悲 夢

散文だけ。
**

ねむり、
かなしい
ゆめを
みる、
かなわない、
そして、
脳の底で想いつめているほんとうのことを
夢にだけ
みる、
だけど、
それすらも、
そしてねむることすらも、
ゆるさず、
じぶんさえも殺そうとしながら

ゆめをあきらめる、
という
こと
自体から、

ゆめからさめるのです。

シッダの神様II

1万2000年の歴史をもつ医学が
ひとびとの生活の底にうずくまって眠っていて、

21世紀という時代に
シッダの神様はこの医学を甦らせたいと思い立ったのだろうか
いま という 時代の ために。

ケララの小さな田舎町
ひとりのグルーがヴィジョンに気づき、
シッダ医学の大学を開くに至った。

世界でたった6つあるシッダ大学のうち
世界で初めての英語の大学だ。

”これからの時代、世界のひとびとに
アーユルヴェーダとシッダ医学は
大いに貢献する”

そして
それとほぼ同じときに
わたしと同い年の
タミルの血をもつスイス人の医者の息子が
シッダ医学の本を手にして
インドへ飛んだ。

そのころ、
わたしは
「インド医学」という
ヴィジョンを得る。

そしてその2年後
なぜだか知らないが
ギリシャ→パナマ間を放浪させられたわたしは
鬱と不眠になって日本へ強制送還させられ
なぜかそこでインドに旅立つことになり
様々な人のガイドを得て遥か彼方の地、
インド最南端の地のたどりつく。

そしてその後、
さらに様々な出会いが引き寄せ、
このグルーの立てた大学を知ることになる。


偶然なんてこの世には存在しない。

わたしがこの地に
飛び降りてしまったということには
シッダ医学の神様の
何かしらの意思であるはずであり

そのために
わたし自身が持つものを使い切って、
何をベストとして尽くせるのか
だけを
考えて
過ごしてゆきたい

重い
重い日々
辛い
投げ出したくなる日々
だけど、

この偶然を
偶然と呼べぬ何かが
わたしの奥底の魂を
しっかりと掴んでいる
気もする

この
医学が
なぜ
この時代に
この時期に
そして
わたしたちの手に
あるのか
そして
なぜ
わたしたちによって
甦らせてもらいたがっているのか




シッダの神様

明日からチェンナイにいってきます。
電車は199人待ちだしメンドイのでゴージャスに飛行機で飛びます。
インドの電車、気合い要るからあんまり乗りたくないし。
I HAD ENOUGH!!!!!!!!!!!!!!

半年が過ぎたけど、

見合い結婚のみの世界で彼の存在を認めてくれた学校とクラスメイト。

外人で年上のわたしをフツーに当たり前に受け入れてくれるクラスメイト。

タミル語を個人で教えてくれて、相談にもいつも乗ってくれ、
医者としても診てくれるDR.カリガランは若いからか
(生徒全員にモテているのはさておき)
友達としても、そして世界の代替医療情勢の情報源としても、
そして常にわたしを励ましてくれている。
こんな先生に出会えたこと自体、ほんとに恵まれてる。

担任のDr.モハナビカ。
こんな素晴らしい「先生」が存在するのかと感動した。
先生になるために生まれて来たような存在だ。
アクティブな授業はもちろん一番面白いし、
生徒一人一人へのケアは、その生徒の成績だけじゃなくて、
人間関係や人生相談にまで及んでる。

この大学だって、Lovely Little Collegeだ。
アヒルのつがいがペットの、
生徒たった1学年40人前後の、
小さな小さなカレッジで、
インドに1万年以上も伝わっているといわれる医学を学ぶこと、
自体が、
非常に幸せなことだと思う。

政府から奨学金をもらった。
奨学金のオフィスはすぐ近くにあって、
オフィサーの方とは近いカンケイにある。
いざというときに頼らせてもらえる。

今まで、
わたしがやっていること
わたしがやろうとしていること
わたしが挑戦していること
を、否定した人に出会ったことがない。

アメリカの、テキサス大学で今ハーブのリサーチに励んでいる教授は
「君はベストの生徒だ!!!!自慢しまくっているよ!!」と大喜び。
他の教授たちも、「素晴らしい!さすがアユミだ!」と絶賛。

そして何より、よく考えれば、アメリカの教授とまだ個人的に連絡がとれていることも
わたしが今やっていることと繋がっているからなわけだけど
すごくありがたい。

知り合いの旅行会社の社長さんは、
以前からアーユルヴェーダツアーを組みたかったため、
わたしのつながりに大喜び。

中華街の仲間たち。
エルパソの友人たち。
アリゾナの友達、
アリゾナで出会った中医学の先生。
インド大使館で出会ったアーユルヴェーダ学んでるお医者さん。
彼が亡くなったおかげで出会えた中国在住の友人。

今思えば、出会っているすべての人に、
チカラをもらい、常に励まされている

そう、常に
凹んだら、誰かがかわりばんこにやってきて
なぐさめて、励ましてくれる、
途切れることなく。


泣いてたときにふっと偶然やってきた眼科医。
タミル語のオームをもらったあのとき。

インドという地に
女の身ですむということに
まだトラブルがない。

騙されたことがまだ1度もなく、
嫌な想いをさせられたこともない。

初中間テストはほとんど全てクラスで1番。
先生みんな「よく頑張ったね」って誉めてくれる。
それを受け入れてくれるクラスのコたち。

そしてわたしを全面サポートしてくれてる彼も居るし、
新たに加わったねこのチロは家で待っていてくれる。

一体わたしは何が足りないんだろう?と思えるほどに
わたしは恵まれている。

シッダ医学の神様にまもられているとしか
思えないのです。


だからこそ、

やらないと。


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