何で今さら2002年の映画を・・・という感じもありますが、
そして公開時に話題になっていたのも覚えていますが、
とりあえず号泣したので書き残す。
「君との出会いが、僕を変えた」
わたしならこういうキャッチコピーにします。
まぁあんまりキャッチィーじゃありませんが。
こんな素敵な青春映画、私観たことあったかなぁ?
若さって素晴らしい。
愛するって素晴らしい。
私、若いころから恋愛映画はそんな好きじゃない
(好きなのはたとえば 「ベンジャミンバトン 数奇な人生」
あと昔みたスペインのおじいさんとおばあさんの恋物語、
名前忘れたけど会場の人ほぼ全員号泣してた超伝説の映画でした。未だに泣ける)
特に恋人が死ぬ系は・・・現実に体験したことがあるから無理でしたが、
でも、この映画の主役2人は、静かな魅力を醸し出していて、
それは見た目では決してない内面からの確かな魅力で、
観ている間に私が2人に恋してしまうほどでした。
あらすじ★
主人公の高校生ランドンは無責任・無頓着・無鉄砲で、
父親との面会も拒む難しい年頃の不良少年だった。
周りの友人も”イケ”てる人たちばかり。彼らから断トツに”ダサい”と笑われていた少女ジェイミー。
彼は周りには隠さなければいけなくとも、しかし見た目では計り知れない彼女の魅力にとてつもなく惹かれていく。
この映画では半分ぐらいがお互いが惹かれていく経緯が描かれているので、
観てるこちらもゆっくりと恋に堕ちることができます。
ダサい格好の彼女は、到底 ”イケてる”女子たちにはできないような
内面から湧き出る魅力を映画の中で発揮し、彼は彼女に惹かれて行く。
ジェイミーに出会ったおかげで自分を磨く決心がついたランドンは、
札付きの不良少年だった頃から、医学部を目指す決意を固めるまでに着実に変わっていく。
二人の気持ちが確実に重なりあった頃、彼女は彼に余命わずかだと打ち明ける。
あらすじだけきけば、作った話のように聞こえるかもしれませんが、
本当によく出来ているお話です。
何より、主役2人が最高。
ダサいのに、
歌が抜群にうまいジェイミー。
テレスコープで星を眺めるジェイミー。
笑顔が、すっぴんの顔の中でもとってもかわいいジェイミー。
話し声がかわいいジェイミー。
勉強もできるし歌も歌えるし演技もできる多才なジェイミー。
実は化粧して舞台に立つと信じられないほどに美しくてセクシーでもあるジェイミー。
物分かりが誰よりも良いジェイミー。
・・・・観てるこっちも、
十分に彼女の魅力を感じ、むしろ彼女に恋し始めます…。
彼女、かわいすぎるし魅力的すぎです…。
外面の魅力ではなく、内面から発される不思議な魅力に
観客も魅了されている頃、
主人公少年ランドンはもちろん彼女を本気で愛し始めます。
そしてこの少年も、ルックス良すぎ。
スマイル満点の彼女に比べ、こいつはちっとも笑いません。
しかしかっこいいのに、無口で、そこがまたいい男だな…という感じで
わたしも恋する彼に恋してしまいます。
この2人、いい男&いい女だなァ… いい意味でね。
二人が話したり、テレスコープを覗いたり、ダンスを踊る場面から、
お互いへの想いやりがあふれ出ているのです。
もちろん、それだけじゃないんですが…。
そして、この映画で重要なのは、彼女が死んでしまうことが悲劇にならないことです。
彼は愛する彼女の運命をしっかりと受け入れます。
彼女も、自分の運命とそれを受け入れる彼に対して天使の笑顔を向けます。
それどころではなく、彼女の病が彼と彼の父親の絆を取り戻すことにもつながるのです。
*****
愛ってすごい。
どんなことも受け入れて行く。
ずっと絶縁状態だった父親とすらも絆が戻っていくほどに
彼の彼女への愛はすごい勢いで
がんが体を侵すよりもずっとずっとすごい勢いで
すべてをどんなことをも癒していく。
愛するということはこういうことなんだよね。
「たぶん、
神様が、
きっと、
あなたを私に贈ってくれたんだわ
私が病気だから
あなたが私に贈られたの。
あなたは、わたしの天使。」
二人の愛はずっとずっと何よりも大きく、どんなものも受け入れてのみこんで育っていく。
そうだよね、
そして、その愛は、
彼女がこの世からいなくなってからも…
続いていく。
彼女の存在は、
彼の中に生き続けて
彼をはげまし、見守り、良い方向へと導いていく。
そんなことを確信できる。
そんな物語。
実際に最愛の恋人を亡くした経験のある私には、
主人公の変わり方・あり方が自然でとても共感できました。
この映画で重要なのは相手が居なくなってしまうことではなく、
そんな最大の悲劇すらも乗り越えることができる、
愛の力です。
彼女が居なくなっても
彼らの絆は変わることないというその事実によって、
彼らの愛はさらに強調されて私たちは
愛が本来持っている力の凄さを確信することができます。
彼が絶縁していた父に会いに行ったのも、
彼女の死という考えられる中で最大の悲劇をそのままに受け入れたのも、
自分が抱えているはずの苦しみよりも彼の愛が勝っていたから。
彼の問題よりも、愛の方がずっとずっと大切だったから。
それだけのこと。
また、彼が表面でしかものを見れないような友人たちと
そりが合わなくなってきたのも
愛というこの世に存在する「真実」を知ってしまったから。
真実をまだ知らない人たちとは話が合わないのは当たり前。
悲しみも、喪失も、顔もみたくなかったはずの存在も、
自分の行動も、考え方も、未来まで、
すべてを、変えて、癒して、
ジェイミーはランドンをよりよき方向へと導きます。
愛ってなんて素晴らしい。
どんなことも変えることができて、
何もかも癒すことができる。
・・・そしてジェイミー、本当に居たら惚れるでしょう。何ともいえない魅力がある!!!
ランドンも本当に居たら惚れるなわたし。

