シッダ医学を創設した聖者の一人、ティルムーラルは
3000年生き、1年に1回、地上に降りて詩を書いた。
その詩は、タミル語初心者の私にも理解できるほどシンプルで、
そして奥が深く、
とても優しく、
とても分かりやすく、
そして本質を突いている。

彼らの書き残した言葉を理解したいと思う一心でいまのわたしは
ここにいる気がする。

”宇宙の中に在るものは身体に在り
身体の中に在るものは宇宙に在る
宇宙と身体に違いはない
もし、知識を持った眼でみるのなら”
by サッタムニ

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神話が創る思考の枠組みは、現代の思考様式とは異質だ。
たとえば、あなたや私がある競技者の目の眩むような足の速さについて説明するとしよう
現代文明の技術的・科学的な考え方では、競技者の走る速度を数字で表し、
「競技者Xは、100メートルを9.9秒で走る」と言う。

詩人であれば直喩を考え出し「彼は鹿のように走る」と言うだろう。

だが、神話の作り手たちはさらに先をいき「彼は鹿だ」と言う

厳密に言えば、神話的な比喩は間違いだが、
彼らは、鹿のように速い競技者を鹿と同一視する。
これが神話だ。
私たちの世界で表面的に明瞭なことよりも、はるかに深いレベルで関係をつける方法なのだ。

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これを読んだ上で、
ティルムーラルの残した一番有名な詩について想う。

「薬とは何か」

”身体の不調をなくすものは 薬であり
心の不調をなくすものは 薬であり
来る病を予防するものは 薬であり
死をなくすものは 薬である”
ーティルムーラル