今日来た外来患者さんに、先生は「血液検査するお金はあるか?」と聞いた。
全部検査すると75ルピー(約150円程度)
だけどそんなお金はないから25ルピーの必要最低限の検査をした。
昨日の入院患者さんは、3年間、家庭やもろもろの事情で医療を受けられなかったと話した。
私が卒業試験を受けてたころに会った患者さんは、目が見えなくなっていく病気にかかっているのに、
お金がなく、政府病院(無料)にしかいけず、限られた医療しか受けられず、症状は進行し、
やっとお金が集められたため、少しでもよくなるために入院しに来ていた。
治療を受けると良くなるのに、お金がないために治療を続行できない。
政府病院に行けば、10ルピーも5ルピーも出せない患者さんたちが
50人ぐらいの部屋に一挙にまとめられて、死にそうな喘ぎ声を出しながら苦しんでいる。
私は成り行きで政府病院の、一番最悪な大部屋(50人以上)になぜか一泊した体験があったけど
「地獄って、こんな感じなのかね…」と、付き添ってくれたクラスメイト(彼女は、ここに入院するのに付き添うのを、インド人なのに嫌がってた・・・)はコメントしていた。
みんな死ぬか生きるかというような重病なのに、
お金がないために、水も出してもらえないような病院で医療を受けている
(医療を受けられるだけましなのだ)
日本人の私たちにとっては大したことのないようなお金(たとえば、500円ぐらい)がないために
医療が受けられず、そして若いのに病気が進行して悪化していく患者さんは
毎日のように、私の大学病院にもたくさんいる。
メディカルツーリズムの需要はこれから高まっていくと思います。
とくにケララ政府はアーユルヴェーダのメディカルツーリズムをかなり推進していますし、
アーユルヴェーダのリゾート施設はたくさんあります。
私の両親も、一生に一度かもしれない、と、インドのアーユルヴェーダのリゾート施設で
リゾートで休日兼トリートメントを受け、とても元気になりました。
私たち日本人にとってももちろん、リゾート施設でアーユルヴェーダのトリートメントを受けたり
ヨーガアシュラムに行ったりすることは、なかなかできない体験ではありますが、
いまいちど、
リゾートでアーユルヴェーダを受けてみたい方・・・
デトックス体験してみたい方・・・
いちど、現地の人たちがどれだけお金がなく、医療が受けられず、死ぬかもしれない病気がそのままになっている現状を理解してほしいと思います。
私もこれから、全力で途上国と先進国の格差を減らすために活動していきたいと思っています。
しかし、それは、決して、先進国が途上国の貧しい人たちを助けてあげるという
上からの目線でできることではありません。
先進国の私たちの中には、
インドやスリランカまでわざわざ行って、治療を受けなければいけないと感じるほど切実に、自国以外の治療を必要としている人たちがいるのです。
一方、途上国の人たちは、死にそうな病気になってもお金がなく
(そしてそのお金というのは私たちには、スタバのコーヒー一杯とかケーキ1つぐらいのお金)
治療を受けられない人たちがたくさんいるのです。
この差は、お互いをつなぐことで埋められていかなければいけないと私は考えています。
「アーユルヴェーダ体験してみたい」
「リゾート施設でゆっくり休暇ついでにデトックスしたい」
もちろん、こういった経験は日本人にはなかなかできない体験であるし
そこまで時間とお金とリスクをかけて行く方は、そうとうな興味と必要性を感じている方だと思います。
だけど、
いまいちど、
心にとどめておいてほしいです。
この国には、
私たちがスタバのコーヒー一杯か、たばこひと箱か、コンビニのお菓子ひとつのお金が出せず
必要な治療を受けられない人たちが、たくさんいるということを。
毎日そういう患者さんたちが、病院に来ているという現状を。
全部検査すると75ルピー(約150円程度)
だけどそんなお金はないから25ルピーの必要最低限の検査をした。
昨日の入院患者さんは、3年間、家庭やもろもろの事情で医療を受けられなかったと話した。
私が卒業試験を受けてたころに会った患者さんは、目が見えなくなっていく病気にかかっているのに、
お金がなく、政府病院(無料)にしかいけず、限られた医療しか受けられず、症状は進行し、
やっとお金が集められたため、少しでもよくなるために入院しに来ていた。
治療を受けると良くなるのに、お金がないために治療を続行できない。
政府病院に行けば、10ルピーも5ルピーも出せない患者さんたちが
50人ぐらいの部屋に一挙にまとめられて、死にそうな喘ぎ声を出しながら苦しんでいる。
私は成り行きで政府病院の、一番最悪な大部屋(50人以上)になぜか一泊した体験があったけど
「地獄って、こんな感じなのかね…」と、付き添ってくれたクラスメイト(彼女は、ここに入院するのに付き添うのを、インド人なのに嫌がってた・・・)はコメントしていた。
みんな死ぬか生きるかというような重病なのに、
お金がないために、水も出してもらえないような病院で医療を受けている
(医療を受けられるだけましなのだ)
日本人の私たちにとっては大したことのないようなお金(たとえば、500円ぐらい)がないために
医療が受けられず、そして若いのに病気が進行して悪化していく患者さんは
毎日のように、私の大学病院にもたくさんいる。
メディカルツーリズムの需要はこれから高まっていくと思います。
とくにケララ政府はアーユルヴェーダのメディカルツーリズムをかなり推進していますし、
アーユルヴェーダのリゾート施設はたくさんあります。
私の両親も、一生に一度かもしれない、と、インドのアーユルヴェーダのリゾート施設で
リゾートで休日兼トリートメントを受け、とても元気になりました。
私たち日本人にとってももちろん、リゾート施設でアーユルヴェーダのトリートメントを受けたり
ヨーガアシュラムに行ったりすることは、なかなかできない体験ではありますが、
いまいちど、
リゾートでアーユルヴェーダを受けてみたい方・・・
デトックス体験してみたい方・・・
いちど、現地の人たちがどれだけお金がなく、医療が受けられず、死ぬかもしれない病気がそのままになっている現状を理解してほしいと思います。
私もこれから、全力で途上国と先進国の格差を減らすために活動していきたいと思っています。
しかし、それは、決して、先進国が途上国の貧しい人たちを助けてあげるという
上からの目線でできることではありません。
先進国の私たちの中には、
インドやスリランカまでわざわざ行って、治療を受けなければいけないと感じるほど切実に、自国以外の治療を必要としている人たちがいるのです。
一方、途上国の人たちは、死にそうな病気になってもお金がなく
(そしてそのお金というのは私たちには、スタバのコーヒー一杯とかケーキ1つぐらいのお金)
治療を受けられない人たちがたくさんいるのです。
この差は、お互いをつなぐことで埋められていかなければいけないと私は考えています。
「アーユルヴェーダ体験してみたい」
「リゾート施設でゆっくり休暇ついでにデトックスしたい」
もちろん、こういった経験は日本人にはなかなかできない体験であるし
そこまで時間とお金とリスクをかけて行く方は、そうとうな興味と必要性を感じている方だと思います。
だけど、
いまいちど、
心にとどめておいてほしいです。
この国には、
私たちがスタバのコーヒー一杯か、たばこひと箱か、コンビニのお菓子ひとつのお金が出せず
必要な治療を受けられない人たちが、たくさんいるということを。
毎日そういう患者さんたちが、病院に来ているという現状を。


